椎茸の原木栽培農家 松田町寄（やどりき）
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椎茸栽培にはくぬぎや、なら等を使う。太さ十センチ位で長さ一ｍ位の原木にドリルで穴を開け、椎茸菌を蔓延させた駒木を入れる。 それを半年位寝かせ、水に漬け、水を染み込ませる。それを椎茸栽培のハウスに入れ、絵にあるようにシートでくるみ数日寝かせる。 椎茸採集後の原木は移動し、休ませる。原木百本余りを絵のように立てかけるのが毎日の仕事。 原木を林に並べる方法では季節が限られるが、ハウス栽培では通年採集できる。 おが屑などに椎茸菌を入れる菌床栽培なら早く安くできる。しかし、味と香りで原木栽培にはかなわない。 原発事故までは福島産の原木を使ったが、今は山梨、長野産。炭焼きが廃れ、近隣のくぬぎやならは太すぎて原木には不向きと云う。して円周を分割することで水量が多くても少なくても常に一定の割合で配分される。 |