責めを一身に 佐々木卯之助紀念碑 茅ヶ崎市東海岸北５丁目
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江戸幕府は享保十三年（一七二八）湘南海岸一帯の防砂林を伐採し、農民立入禁止の鉄砲場（射撃演習場）を開設。文政七年（一八二四）幕府の役人、佐々木卯之助が鉄砲場の責任者大筒役となった。 時は天保の飢饉の始まる頃。近在の名主が鉄砲場内の耕作を願い出た時、卯之助は許可。多分、お上に諮ったら許可されないと考えたのだろう。しかし、天保四年の検地で露見。卯之助はその罪をすべて一人で被り、八丈の青ヶ島に流罪。帰ることなく死去。故人の徳を称えて明治三十一年にこの紀念碑が立てられた。場所は何度か移され、現在の地に落ちついた。 森友問題では国会や国民を騙した責めを一人で背負っているような輩がいる。 片や農民の為に一人で頑張り、片や政権の為に頑張る。 天国の卯之助はどう見るか？ |