日本最古の鉄道トンネル清水谷戸トンネル
横浜市保土ケ谷区境木本町、戸塚区品濃町
 東戸塚駅と保土ヶ谷駅の中間、武蔵の国と相模の国の境に清水谷戸トンネルがある。長さ約二百m。
 日本で最初の鉄道トンネルは兵庫県の西宮に作られたが、複線化に伴い廃止。この絵の左側の逆U字形のトンネルが現存する日本最古の鉄道トンネル。一八八七年に建設された。側壁が垂直なので土圧に耐える為に厚い壁が必要になる。
 一八九八年に建設された右側の下り線のトンネルは技術が進化した馬蹄形。円弧状の側壁で土圧に耐える。
 これらのトンネルを東海道線(上野東京ライン)が通る。
 横須賀線(湘南新宿ライン)や貨物線のトンネルはこれよりずっと左を通り、長さも長い。
 東戸塚駅東口から保土ケ谷方向に歩き、JR線をくぐって進むとこの場面に出会う。