横浜は坂の街・桃太郎公園から見上げると
横浜市南区井土ヶ谷中町
 横浜の大岡川のほとりは春には桜で賑わうが、江戸時代始めに埋め立てられる迄、この辺りは海だった
 大岡川近くの鳥井戸公園は通称「桃太郎公園」。桃太郎は猿、犬、雉子と一緒に鬼退治に行ったが、平和になったのか桃太郎爺さん(?)だけが座っている。この像がいつ設置されたのか公園管理の土木事務所も分からないとか。
 公園の向かいにある家の先を見上げると丘の上に新しい家々。地理院地図によると、これらの家々の前の道路の標高は約43m。一方、桃太郎公園は4m。標高差39m。ビルの13階分。丘の上の人々は通勤、通学には山を駈け下り、家路を急ぐときには山登りだ。
 縄文時代は今より海水面は遙かに高かった。丘の上に住む縄文人は丘を下っては浜辺で貝を拾っていたらしい。