大黒埠頭　自動車運搬船

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　横浜港をまたぐベイブリッジは南側の山下埠頭から、北側の大黒埠頭をつないでいる。大黒埠頭側のベイブリッジのたもとに自動車運搬船が三隻も接岸していた。
　図で左側、青い船、「オパール・エース」は今年七月に進水したばかりの商船三井の自動車運搬船。六万トンで乗用車六四〇〇台を運搬する。
　税関の八月の報告では七月に「横浜港からの自動車輸出は一二二九億円（八・ 二％増）と五カ月ぶりに増加に転じた」とある。しかし、その後タイの大洪水があったので、今はどうなっているのだろうか？

　この絵を描いたのが11月14日で、この記事を仕上げたのが11月17日。インターネットで調べると、これらの自動車運搬船の位置が分かる。
　「オパール・エース」は、11月17日には、潮岬の南を西北西に向けて航行中であった。この船はマツダの船を運ぶと云うことで、マツダと商船三井の契約で建造されたので、広島の宇品港に向かっていたのだろう。
　その右の船は「イースタン・ハイウェイ」で、11月17日には宮崎県と鹿児島県の県境の沖を南西に向けて航行中であった。