北永田の谷戸 横浜市南区
横浜市南区の永田東の丘の上から北永田の谷戸を望む
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横浜の中心部、山下公園や関内の辺りは、江戸時代末期に入り江を埋め立てて造成された。その後背地を構成するのは海抜五〜六〇ｍの台地。その台地にはいくつもの深い谷が刻まれている。 これもその深い谷の一つ。今はすっかり宅地化されているが、五十年前は、谷底に小川が流れ、小川に沿って水田が拡がっていたそうだ。谷に沿って左の方に上って行くと、今でも、水が湧き出しているところがある。 夏の夕方、会社の帰りに同僚とビールを一杯・・・のつもりで「いっぱい」呑んで、坂の下に立つと、足が重くてなかなか坂を上がれない。よいしょ、よいしょと一歩ずつ踏みしめて登ると、途方も無く時間がかかり、酔いも覚めてしまう。 。 |