庚申塔 横浜市南区永田東 2017年3月
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井土ヶ谷から弘明寺に向かう京急の線路の土手下に高さ約一メートルの庚申塔がある。庚申塔と云えば、普通は人に忘れられたかのように苔むしている。しかし、この庚申塔は供花が絶えたことがない。どなたが掃除して下さるのだろうか？ 改めてよく見ると、「正徳四甲午年」とある。これは一七一四年。七代将軍家継の頃。江戸時代の中期より少し前。図書館で調べたら正面の像は「青面金剛像」だそうだ。 「古いなあ」と思っていたが、近くにある西光院という真言宗のお寺はもっと古い。 一二一四年の創建で初めは井土ヶ谷にあったが、蒙古襲来に先立って第二次の蒙古使節がやって来た文永五年(一二六八年)にこの地に移転してきたという。 |