ブラフ18館　　神奈川県横浜市中区山手町   2018年10月


　イタリア山は「港の見える丘公園」に続く丘の上にある。明治の初めにイタリア領事館があったのでイタリア山と呼ばれる。
　その幾何学的な西洋庭園にブラフ十八番館と外交官の家がある。
　関東大震災の後に建てられた貿易商の建物が、戦後、カトリックの司祭館となった。その建物部材が横浜市に寄付されたので、この地に移築したと云う。
この丘を関内の辺りから眺めると切り立った崖＝ＢＬＵＦＦが続く。それでこの高台がブラフと呼ばれていた。その地名からブラフ十八番館と名付けられた。
　例年、この時期はイチョウの黄葉が美しい。しかし、今年は台風二四号の塩害で、葉の先端が茶色くなっている。黄葉と云うより黄茶葉になっている。