品濃一里塚　　　神奈川県横浜市戸塚区品濃町・平戸町    2020年4月


　日本橋から歩き、保土ケ谷宿を過ぎたら東海道の難所、権太坂。登り切って境木地蔵にお参り。次は焼き餅坂。
坂の途中の茶店で焼き餅を売っていたという。
　下ったら、又、上り。昔の人は大変だったと思う。登り切ると峠に品濃一里塚がある。江戸から九里目。
　一六〇四年、江戸幕府は五街道を整備。駄賃銭を決めるために江戸日本橋からの距離がはっきりするように一里毎に五間(九ｍ)四方の塚を設けた。
　一里塚は道の両側に築かれた。今は壊された一里塚が多い中で両側の塚が残っているのは神奈川県内でここだけ。
　この絵は京都に向かい右側の塚の頂部。大きな欅、タラの木、樫の木などがある。東海道はこの林の左下だ。