日本最古の鉄道トンネル 清水谷戸トンネル
横浜市保土ケ谷区境木本町、戸塚区品濃町
2023年7月
| > |
|
現存する日本最古の鉄道トンネルが絵の左のトンネル。東海道線が単線で建設されていた一八八七年(明治二〇年)完成。現在も東海道線の上りに使われている。大船から横浜に向かう途中にある。 この建設とほぼ同時期に兵庫県西宮にトンネルが掘られ、それが日本最古だったが、複線化に伴い廃止された。 左のトンネルの完成の十年余り後に、東海道線複線化として右のトンネルが作られた。今は東海道線の下りに使われている。 古い方のトンネルは側壁が垂直の逆Ｕ字形。壁の厚みで土圧に耐える。技術が進歩した新トンネルは円弧状の壁で土圧に耐える。 横須賀線や貨物線のトンネルはこれよりずっと左を通る。そして、長い。 |