子安運河に 横浜市神奈川区子安通一丁目 富士見橋傍 2023年9月
絵を描く場所を求めて歩いていたら私と同年代の方に会った。聞くと「昔、ここの漁師でね、底引き漁で蝦蛄(しゃこ)、鰈(かれい)等をとっていた」と云う。 運河沿いの漁師の家はとても小さいが、今は船を出す機能だけで、住まいを別にしている人も多いらしい。 「大正丸」と名がついた古い船には錆びた屋根。浮かぶ作業所だろうか?舳先が折れた右手の船も作業所となっている様子だった。 絵を描いているとたも網で岸辺を探る人。数十の小エビを捕ってハゼ釣りの餌にすると云う。やがて釣りを始めると糸を垂れて一分もしないでハゼが釣れた。唐揚げにすると云う。 一九七〇年代は公害で汚れていたが、今は水も澄んでいる。 |