稲荷坂　　　横浜市南区中村町 　　2024年1月


　この絵の後方は、米軍根岸住宅地。一九四七年に米軍が接収。四三ヘクタール(約六五〇ｍ四方に匹敵)の土地に三八五戸。道路も含めて一戸当たり約三百坪の住宅地だ。
　今、米人は住んで居ない。二〇〇四年に日本への返還が合意されたが、二〇一九年に日米共同使用で合意とか。
　稲荷坂は、その住宅地の入り口から、堀割川の中村橋へ向かって降りる坂。
　この先の直線部分は百メートル当たり十二メートル下がる急な坂。
　稲荷坂と云う名前は、坂の途中に｢中村稲荷｣があったから。今は坂の下に移転している。
　競輪の選手であろうか、自転車をこいで坂を上り、下りは降りて歩くのを繰り返している人がいた。トレーニングには最適らしい。