米海軍 原子力空母 ジョージワシントン
按針塚の港の見える丘から

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 東洋貿易を目指すオランダ船リーフデ号は一六〇〇年、九州に漂着。徳川家康はその航海士ウィリアムアダムスの航海術、造船技術を評価、三浦按針の名と横須賀の逸見に領地を与えた。「按針」は航海士の意味。按針は「江戸を守る為に東都を一望できる所に葬れ」と遺言。高台に墓が建てられた。その墓、按針塚から横須賀港が良く見える。しかし、そこには原子力空母ジョージワシントンの巨大な影。原子炉をコンパクトにする為に九十%の濃縮ウランを使う。三浦断層が動いて海底が隆起し、津波の引き波があればジョージワシントンは冷却水を喪う。その時の被害は想像を絶する。横須賀港から鎌倉、横浜は二十キロ圏内。東京駅まで四四キロ。三浦按針もおちおち眠っていられないのではないか?