金目川　　神奈川県平塚市入野　　2021年5月


　バラや季節の花々が咲く花菜(かな)ガーデン(花と緑のふれあいセンター)の近くを金目川は流れる。
大山南西斜面から秦野盆地に流れ出て旧金目村(平塚市金目地区)を流れるのが名前の由来。下流域は大磯町との境界を成している。岸辺に桜が多いので｢花水川｣と呼ばる。
　今年の梅雨入りは早い。雲が低く垂れ込め大山や丹沢の山々は見えない。
　川は大山からの土砂を運び蛇行する。流れがしばしば変わる暴れ川であった。
　それに住民は団結して対処。自由民権運動の礎(いしずえ)となった。
　一八八〇年(明治13年)には戸主の八割が国会開設請願に署名。
　近くの光明寺には｢自由民権の里｣の案内図がある。