仏果山　　 やまびこ大橋から　　神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬　　2021年12月


　相模川の支流に中津川がある。その中津川渓谷は紅葉の名所。若者がよくハイキングに行ったものだ。その川を堰き止め二〇〇一年宮ヶ瀬ダムが作られた。
　神奈川県の水がめ宮ヶ瀬湖が作られた。湖水には長さ二四五ｍのやまびこ大橋がかかっている。
　その橋から上流を眺めると、仏果山が見える。道路脇に｢仏果山登山口｣があり、急峻な斜面を登る階段がある。約四五〇ｍ登ると山頂に至る。その辺りが愛川町との境。
　山の名は、室町時代の初め、清川村の正住寺を開いた仏果禅師がこの山で座禅修業をしたからと云う。
　仏果禅師の座禅石は、かつて仏果山の南東麓にあったが、採石場となったため、土山峠近くに移されたそうだ。