小松ヶ池の河津桜　　　　神奈川県三浦市南下浦町上宮田　　2022年3月


　小松ヶ池は京急三浦海岸駅と三崎口駅のほぼ中間にある。この二つの駅の間には河津桜の並木道があり、それを愛でて歩く人々がこの池の周りで一休み。
　魚を釣る人の足許に鵜。釣り人は時々仕掛け網を引きあげ、その鵜に小魚を与えていた。
　この池にまつわる伝説の石碑があった。
　働き者の嫁お松に、意地悪な姑が一人では無理な量の田植えを命令。日が沈む頃になっても田植えは終わらず、お松は困り果てた。｢あと半刻もあれば田植えが終わるのに｣と。すると、お日様が戻り田植えを終えた。が、その瞬間、辺り一面は泥沼に変わりお松は呑まれてしまった。その後、雨が続き、大きな沼になってしまったと。
　この話には異なる結末もあるようです。