石小屋ダム　(宮ヶ瀬ダム副堰堤）　　　　神奈川県愛甲郡愛川町字向原と字大沢の間 　　2024年1月


　石小屋ダムは神奈川県の水がめ宮ヶ瀬ダムから800ｍ下流にある高さ約34ｍのダム。 　高さ156ｍの宮ヶ瀬ダムからの放流水は大変な勢い。川底に直接放流するとどんどん削られる。そこで水を溜め勢いを弱めるのだ。
　又、宮ヶ瀬ダム直下にある発電所は電力需要の多いピーク時に発電する。その時、放流する水を石小屋ダムに溜め、ゆっくり放流し川の流量の急変を防ぐ。
　更に、宮ヶ瀬ダムと石小屋ダムの間に取水ゲートがある。津久井湖(城山ダム)の貯水量が減ったとき、宮ヶ瀬ダムから融通する水門だ。そこから取水する為に水位を確保するのもこのダムの目的。
　地味な石小屋ダムだが、耳を澄ませば｢ボクも見て｣と云う声が聞こえる筈。