多摩川調布堰 東京都大田区 2015年9月
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東横線で多摩川を渡ると、上流側に堰が見える。海水が上流に行かないようにと昭和の初めに造られた。ここで水を汲み上げ、近くの玉川浄水場に供給。大田区の水道になっていた。 しかし、一九六四年頃、大田区内の小中学生に、骨の一部に異常が生ずるカシンペック病が多い事が報告された。水道水の中の有機物が原因として疑われ、上水道に使うのは停止され、工業用水に回されている。 堰の魚道を通る魚を狙って鷺や鵜が沢山群れている。泳ぐのに飽きたのか鵜は羽を広げて乾かしていた。 堰には船が上下できるよう閘門がある。時折、モーターボートや棹をさして進む渡し舟が往き来しているとのこと。 |