大塚公園の噴水　　東京都文京区大塚四丁目   2021年7月


　江戸時代末期、この辺りは松平長門守の下屋敷。明治に東京市立養育院が置かれたが、関東大震災で罹災傷病者救護に使われた。その場所には病院が作られた。現都立大塚病院だ。病院の隣、窪地や斜面のある土地は大塚公園として一九二八年に開園された。
　公園の入口に｢ラジオ体操発祥の地｣との石碑がある。尤も、足立区や千代田区にもラジオ体操発祥の地があるそうだ。
　噴水の左手の広場でラジオ体操をするのだろうが、コロナ禍の今はしていないらしい。
　公園内には大きな木が沢山ある。十一時頃には小さい子とお母さんがあちこちに。やがて十二時近くなると、あちこちから人が来て、木陰で噴水を見ながら弁当を拡げていた。