木曽駒ヶ岳
宝剣岳山頂近くから、中岳を望むと、その先に木曽駒ヶ岳が見えた

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　馬を田畑の耕作に使っていた昔は、春が来て雪が消えるのが待ち遠しい。山を見上げ、その残雪の形を馬に見立て「駒ヶ岳」と云う山が全国に十九ある。その中で木曽駒ヶ岳は標高二九五六ｍ。甲斐駒ヶ岳の次に高い。
　ロープウェイで二六一二ｍの千畳敷カールまで一気に登れる。子供連れやお年寄りでも高山植物が楽しめる。そこから登山装備で急坂を登ると、絵に見える山小屋に到着。
　リュックを置いて二九三一ｍの宝剣岳に登り、北を眺めると、目の前に中岳。その後に駒ヶ岳が見えた。
　山を歩くと、花崗岩質の岩がひび割れて転がっている。その間に深山キンポウゲ、シナノキンバイ、エーデルワイスの仲間の深山ウスユキソウが見られた。