白馬乗鞍スキー場 長野県 小谷村
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白馬コルティナスキー場から、南に散歩道を歩くと、雲の合間から唐松岳の山頂が見えた。 その手前には白馬乗鞍スキー場が拡がる。 一九七〇年代、団体で、この辺りにスキーに来たことがある。当時は冬になれば誰もがスキーかスケートをやっていた。 泊まったのは民宿。正に農家の家そのもの。大きな家の障子や襖だけが間仕切り。暖房といえば火鉢や炭団の炬燵だけ・・・。団塊の世代の大勢の若者が、四方から炬燵に足を突っ込んで寝ていた。 それらの「民宿」があか抜けたペンションにとって変わられた。 今ではオーストラリアや韓国、中国からのスキー客も沢山来ている。 眼前の草地は多分ワラビ平スキー場。向かいの森の向こうに若栗スキー場がある。この場所からは見えないが、当時、主にそこで滑り、このワラビ平にも来た。 その頃はゲレンデのすぐ傍には宿は無く、ゲレンデよりかなり下の集落にある民宿からスキーを担いで3〜400ｍ位歩いた。「この位歩く方が準備運動になる」などと強がりを云っていた。当時はゲレンデに直接行ける宿など滅多に無かったし高嶺(高値)の花だった。 |