木のくつ  長野県原村  2014年6月

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 原村は八ヶ岳連峰の中心赤岳の西斜面の扇状地にある。西端は中央道に届く高原の村。  海抜千二、三百mの高原の「ペンション木のくつ」に泊まった。
 「原発に頼らず、自然エネルギーを大切にしようと、太陽光発電を始めた。お日様がよく当たるように、敷地内の大きな木を伐った」という。ペンションを始めた時は若木であったのが、いつの間にか大きくなっていたのだ。
 「お日様が庭に良く当たるようになって草花の手入れが楽しくなった」とオーナー夫人。庭には季節の花が美しい。
 森の下草の中に、この短い一時期だけ咲く「紅花一薬草(べにばないちやくそう)」の群落がある。森の中を歩いていても見落としてしまう小さな花。案内してもらった。