南小谷駅 長野県北安曇郡小谷村 2015年7月
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日本全体の地図を拡げてみよう。静岡県の富士川から諏訪湖、大町、白馬から糸魚川まで谷が続いている。本州を東西に分ける構造線。地質が脆い。長野県白馬村から日本海に向かって流れる姫川がそこを削り、両側は険しい崖。 二〇一四年十一月、長野県北部が地震に見舞われた。姫川に沿って走ると、何カ所も崖の上部から崩れている。 この谷に沿って、松本から大町を経て糸魚川まで大糸線が通る。この南小谷までがＪＲ東日本。電化はここまで。ここから先はＪＲ西日本で未電化。南北を一気に走る列車はない。乗換が必要。 絵を描いているとき特急あずさが南小谷を発車、新宿に向かった。南小谷発は一日一本。他は松本からだ。 |