道祖神祭り     長野県下高井郡野沢温泉村   2018年1月

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 一月十五日、野沢温泉村では道祖神祭りが行われる。道祖神とは集落の境で災厄や悪霊の侵入を防ぐ神。
 前日からの社殿の建設は十五日の午前中がクライマックス。
 社殿に火を付けようとする者とそれを阻止しようとする者の大立ち回りの舞台だ。最終的には火祭りとして、燃やされる。
 直径一尺(30cm)長さ十間(18m)のブナの木を五本を建てる。その中程に四十畳ほどの棚を作る。半割にした太い丸太を縦横に組み、徐々にせり出すのだ。その上に、粗朶の束を厚く重ねる。針金や釘は使わず、藁縄で縛る。
 村の人口は三千四百人余りだが、沢山の若者が作業に参加し、活気がみなぎっている。