鯖街道 福井県小浜市 2014年10月
十月の写生会で若狭湾の小浜市を訪れた。
若狭湾で朝獲れた鯖に一塩して、一昼夜かけて京都に運ぶと丁度いい味わいになるという。その輸送の道が「鯖街道」と呼ばれた。若狭湾の魚介を京都に運ぶ歴史は古く、奈良時代からと云う。その鯖街道の起点のアーケードで描いた。
昔は大変賑わったようだが、今は、シャッターが閉まったままのお店も多い。
それでも真さばを始め、魚介を扱う大きな店があった。縦に吊した「はも」、串に刺した鰈の干物などなど。
二〇〇七年、ＮＨＫの朝ドラ「ちりとてちん」で小浜が舞台となった。
今もそのポスターが貼られて、魚屋の看板にも「ちりとてちん」と書いてあった。