安田川の対岸 高知県安芸郡馬路村 馬路温泉のテラスから 2016年11月
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鍋物の季節となると、ゆずは貴重だ。馬路村の「ゆずで村おこし」とか、馬路村の「ゆずポン酢」や「ゆずこしょう」などを聞いていた。 たまたま、高知県安芸市の友人を訪ねたら馬路村は近い。 太平洋岸から安田川の険しい谷沿いのくねくね道を走ること三十分余り、川岸の馬路温泉に着いた。 夏なら木製のテラスで川風を受けながら呑むビール、いや「ゆずドリンク」は格別だろう。 河原には四角く囲ったプールのような領域がある。夏の子供達の水遊びの場所か。 テラスから眺めると山また山。山の上半分は雲に隠れている。かすかに山の稜線が見える。 毎月一日、バラの花を浴槽全面に浮かせたバラ風呂がある。 「何も無い所ですが」と云いながら、粋な計らいのできるところだ。 |