法隆寺遠景　　奈良県生駒郡斑鳩町三井2018年9月


　法隆寺のすぐ北側にはなだらかな山が続いている。その為、法隆寺見学には通常南の方から法隆寺に向かって歩く。
　今回は法隆寺を通り越してすぐ北側の山麓に上がった。山麓には幾つもの溜池がある。その溜池の一つ天満池の土手からは法隆寺がすぐ下に見える。
　五重の塔、宝物殿の先には大和盆地の住宅街、田畑が拡がっている。法隆寺の手前には今は農家があり、その作業小屋がある。
　聖徳太子の頃には、条里で区切られた田畑があり、そこかしこに竪穴式住居があったのではないか。そして屋根のてっぺん近くから炊煙がゆったりと上がっていただろう。
　遠く南の方には吉野に連なる山々が霞んでいた。