相馬市 松川浦
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福島県の太平洋岸の北の端に相馬市がある。そこに「松川浦」という内湾がある。太平洋との間には標高四〜八メートル、幅百メートル位の狭い半島がある。松林があり、内湾は海苔の養殖場になっていた。しかし、３・11大津波はこの半島を乗り越え、一部を押し流した。 絵の橋は太平洋に通ずる水路にかかる橋。そのそばにあった海道水産の建物も津波に襲われた。一階の壁は打ち破られ、壁を支える軽量鉄骨は押し曲げられていた。 あれから一年半、地割れした海岸沿いの道路の復旧工事が進められていた。しかし、地盤沈下した漁港の施設は、瓦礫が撤去されただけ。もっと、復興予算をこちらに振り向ければ・・・と思う。 |