青森の朝市  青森県青森市  2016年8月

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 旅行に出たときの楽しみは、朝飯前の町の散歩。
 早朝とあって、どの店も閉まっている。そのシャッターの前に段ボールを並べた朝市に出会った。
 話を聞くと、個人客も歓迎だが、大部分のお客は、食堂などのお店とか。
 色々注文し、最後に「ささげ三キロ」と云う客に「あいよ」との答。客はそのまま、他所に。お店の人、段ボール二、三箱にメロンとかササゲ、キャベツなどを纏め、手押し車で出かけた。顔なじみで、届け先など、何も聞かないでも分かっているのだ。
 店の主人は折りたたみの机にノートを広げ電卓をたたいている。「○×商店、ささげ三キロ」などと記帳していた。