雨に降り込められたムンバイ

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 二〇〇六年に六月にインドに出張した時の事です。ホテルで休んでいると急に雨模様になりました。モンスーンの始まりです。傘をさしている人はごく僅か。急な雨に、ビルの軒下や、露店のテントの下で雨宿りしています。モンスーンは「雨期」。日本の梅雨に対比されます。でも、梅雨時に、しとしとと雨が長続きするのに対して、モンスーンでは、毎日のように雨は降りますが、いつもにわか雨です。突然、空が暗くなり、急に降りだし、時には土砂降りになりますが、短時間でやんでしまいます。気温も高いので、少々濡れても、平気。そのままにしていると、その内に乾いてしまうのです。
 この絵はムンバイのKohinorホテルで描きました。ヴァドーダラに向かうときに、中継の為、良く泊まったホテルですが、この時は、ムンバイの事務所への出張の時でした